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半分、青い。感想① ポスター

 

 

先入観でいつのまにか苦手カテゴライズして遠ざけていたもの。

朝ドラ、韓国ドラマ。まだまだたくさんあると思うけれど、自発的にはまず観ることはなかったであろう2大巨頭。ここ数年で結構な数を拝見した。というのも強制的に会社の昼休みに観させられてる為だ。私に拒否権はない。今日は「ひるおび」見たいなというときも問答無用。最近はヒルナンデス⇒朝ドラ(昼再放送)がほとんどである。

 

最初は韓国ドラマの舞台セットが、昔の昼ドラみたいで入り込めなかった。家の中を映すアングルがいつも一緒。ひと昔前の日本のドラマを観ているようだった。ただ我慢して観ていると話も壮大なものが多くて、知らないうちにのめり込んでいた。「大切に育てた娘ハナ」「ボクヒ姉さん」とか面白かった。それにしてもタイトルのセンス。これは敬遠の要因になりかねない(笑)日本の広報側の責任だけど。

 

朝ドラ、 NHK連続テレビ小説もまともに観たことはなかった。私の年的には「おしん」のかすかな記憶からお年寄りが観るイメージが拭えず。一度仕事の関係で昼に待合室にいることがあり「ちりとてちん」を観ていたことはあった。全編通して観てみたいと思ったが、積極的に過去の放送分を手に入れて観るとまではいかなかった。現在の職場の韓国ドラマに飽きたテレビの12:45~13:00はここ3年間朝ドラ昼の再放送が絶賛上映中だ。これも最初はそれほど真剣には観ていなかった。ただ何が決定打か分からないけれど「ひよっこ」でハマった。

 

こちらは韓国ドラマと違い、特に規模の大きな出来事は起きず、村や町の片隅でささやかなことに一喜一憂しているだけの人々の生活が描かれているドラマ。でも面白い。出稼ぎのお父さんの失踪というミステリー部分はありつつも、いたって普通の日常があるだけ。偉人でもなく有名企業の創設者でもなく、それどころか何かを成そうとしているように見えない主人公。そんな設定なのにどんどん引き込まれる不思議。シナリオとキャラ設定と演技力が相乗効果で飽きさせなかった。こちらも残念ながら序盤は真剣に観ていなかったので、機会があれば最初から観てみたい。

 

そして現在の「半分、青い。」こちらは最初から期待をしていたので、開始と同時に毎日欠かさずチェック中。朝ドラに興味が湧いたこと以外にも今回は観ようと思っていた要素が多かった。舞台が岐阜であることと、漫画家を目指す話であること。私は岐阜出身でもなく漫画を描く人間でもない。ただ一時期岐阜に住んでいたことがあることと、漫画が好きであるという単純な理由である。 そしてここまで実年齢に近い設定の朝ドラは初めてで、実際見ていると懐かし設定だらけ。ただ若干主人公の方が年上なので、序盤のマグマ大使はよく分からなかったが。

 

「半分、青い。」の感想は今後ぼちぼち綴っていこうと思うが、本編内容とは関係のないところだけ少し。広告用ポスターが良い。色彩と躍動感。あまり言いたくないけど過去のポスターを検索して見てみてほしい。素人目でもクオリティが違う。初めてみたとき気合入っとるなぁ、これは99作、100作のポスター作る人はプレッシャーやなと思った。メイキングがあったので興味あれば。

広告用で視聴者を増やすためのものとすると効果的にはどうだろうかと思うけれど、既に取り込まれている私からするととても嬉しい。ダサい感じにはしてほしくはない。タイトルもそうだけど抜かりなくやってもらってる感が凄くする。丁寧に作られてると感じさせることは大切だと思う。

 

 朝ドラっぽくないオープニング、岐阜弁(一生懸命さは伝わってるw)、時代設定、舞台、小物、ナレーション、細部へのこだわりは視聴者のネットのツッコミから伝わってくる。間違ってても無問題。やってる感が大事。魂込めて作ってるなと思う。もうすぐ折り返し地点だけど、このまま乗り切ってほしい。

 

只今ユーコがデビューしたところでボクテに黄信号点灯中。主人公が最近全く共感できない罵詈雑言を発しまくり暴走中。共感できない自己主張をしまくる主人公って意外と痛快でアリ。感情移入出来ない、もう見ないというツイートが多い中、視聴率は上がっているようで本当の離脱者は少ないところが面白い。